今回は、兵庫県姫路市にある木造住宅のリフォーム事例をご紹介します。リフォーム前は、老朽化が進み、設備の使い勝手も現代のライフスタイルに合っていませんでした。しかし、今回のリフォームによって、木の温かみを活かしながら、快適な住空間へと生まれ変わりました。
1. 天井の梁を活かした開放感のある空間デザイン
リビング・ダイニングエリアの特徴的なデザインのひとつが、天井の梁を露出させたことです。リフォーム前は天井が低く、圧迫感がありましたが、天井を高くし、梁を意匠的に見せることで、広々とした空間が生まれました。さらに、梁には古材を活用し、ナチュラルな雰囲気を強調しています。
また、天井にはシーリングファン付きの照明を設置し、空気の循環を促すとともに、デザイン性も向上させました。木の質感と黒のファンが見事に調和し、洗練された印象を与えています。
2. キッチンエリアの機能的なリニューアル
キッチンは、リビングと一体感のあるオープンカウンター式に変更しました。リフォーム前は壁に囲まれて閉鎖的な印象でしたが、対面式カウンターにすることで、家族や来客とコミュニケーションを取りながら調理ができるようになりました。
また、キッチンの背面には白のレンガ調タイルを採用し、清潔感を演出。適度なアクセントとしても機能し、ナチュラルテイストのインテリアと調和しています。
3. 収納力を向上させた洗面スペース
リフォームでは、洗面スペースの機能性も大幅に向上しました。もともとはコンパクトな洗面台が備え付けられていただけでしたが、新しく大容量の収納付き洗面台を設置。鏡の裏や引き出しに十分な収納スペースを確保し、日用品をすっきりと整理できるようになりました。
また、洗面所の壁の一部には淡いグリーンのアクセントクロスを採用し、落ち着いた雰囲気に仕上げています。これにより、シンプルながらもスタイリッシュな空間が完成しました。
4. 自然光を取り入れた心地よい室内環境
今回のリフォームでは、採光にもこだわりました。リビングの窓やキッチンの小窓を活かし、自然光を十分に取り入れることで、日中は照明をつけなくても明るく快適に過ごせる空間となっています。
特に、キッチン奥の壁面に設けられた小窓は、通風と採光を兼ね備えたデザインで、爽やかな空間作りに貢献しています。
まとめ
今回のリフォームでは、
木の温かみを活かしたデザイン
開放感のあるリビング・ダイニング
機能的なキッチンと洗面スペース
自然光を活かした快適な空間
という点に重点を置きました。その結果、現代のライフスタイルに合った、快適で温もりのある住まいへと生まれ変わりました。
リフォームを検討されている方は、ぜひこのような事例を参考にしてみてください。木の持つ魅力を活かしながら、暮らしやすい空間作りを目指しましょう!